立体交差

岡 碧幸

2024年07月06日 - 2024年07月29日(土、日、月 開場)

「空間」での展覧会の第二回として、岡碧幸の個展を開催いたします。

岡碧幸はこれまで、身を置く世界や環境をデータを通して視覚化し、私たちが世界に触れるインターフェースのような作品を制作してきました。

カオスに存在している世界を解釈するために、基準となるデータやそこから関連付けられる物語を作品に用いています。

本展では、作家が様々に収集した映像、写真、生活音などが、様々なメディアを通じて、断片的に置かれた空間が展開されます。映像、写真、生活音などの断片(データ)は、タイムラインを与えられるなど、作家の設定したルールを介して置かれています。

それらの断片(データ)は、ルールを介して置かれているのみで、意図を持ったものではありません。それでもわたしたちは、意識的(無意識的)にこれら断片を繋ぎ合わせ、勝手に物語や意味を求め、それぞれに解釈を始めていきます。

「点」は重なることはあっても交差することはできません。作家が設定したルールにより無機的に置かれた「点」を、鑑賞者は、空間を通じそれぞれに結び付け、「線」とし交差させていくようです。

こうして様々な「線」が交差する空間に、わたしたちは、次第に巻き込まれ、肩を透かされ続けることでしょう。

 

 

以下の日程は開催時間に変動があります。

20日 13:00〜25:00
21日 6:00〜19:00

 

 

以下の日時は1階で縄跳びのスクールが行われています。音が気になる際には日時をずらしてお越しください。

6日(土)9時〜13時半
7日(日)14時〜15時、17時〜19時

13日(土)9時〜13時半
14日(日)10時〜18時

20日(土)9時〜13時半、16時半〜20時
21日(日)17時〜19時

27日(土)9時〜13時半

ARTIST

  • 岡 碧幸

    岡 碧幸

    事物の並び替えによって解体される文脈と生成される意味に注目しながら、インスタレーションや映像を制作、実験的デザインやパフォーマンス的介入を行う。近年の個展に「借りた眠り/写真を撮る(000000-235959, 20210224-20230224)」(北千住BUoY、東京、2023)、グループ展に「Theater der Welt (United Institute)」(応用美術館ほか、フランクフルト、2023)、「Künstlerische Projekte rund um den Olympiasee」(オリンピアパーク、ミュンヘン、2022)、「遠いだれか、ことのありか」(SCARTS、札幌、2021)。北海道大学農学部卒、英ロイヤルカレッジオブアート修了(MA)。武蔵野美術大学特任研究員。

INFORMATION

スケジュール

2024年07月06日 - 2024年07月29日(土、日、月 開場)

時間

13:00 - 19:00

会場

空間

住所

〒060-0041
北海道札幌市中央区大通東8丁目1−62
スクランブルガレージ2階

※駐車場はございません。お手数ですが近隣の有料駐車場をご利用ください。