土器と付着物

森本 めぐみ

2024年10月12日 - 2024年11月04日(土、日、月 開場)

「空間」での第三回目の展示として、森本めぐみの個展を開催いたします。

森本めぐみはキャリアの初期には絵画を表現の中心としてきましたが、近年では土偶や、アニメーション、ドローイングなどへ表現の方法を広げています。本展では「土器と付着物」というタイトルのもと、自宅の庭で焼かれた土器を中心とした展示を行います。

庭で焼かれた土器には、土や草などの付着物が根付いたり付着しています。日々土や草などの付着物が介在し、土器は姿を変え続けています。本展では、この土器たちを、鑑賞の対象となる作品としていったん取り扱っています。

数千年前に作られた土器が、その形を変えながらも発掘されることがあります。
土器が発掘された土地は、現在では遺跡として取り扱われ、一定の地位を得ることになります。
本展の作品も、姿を変えながら土に還り、数千年の時を経た後に出土することもあるかもしれません。
出土した作品を発見した後世の人々は、出土したものを何ととらえ、出土した土地をどう取り扱うのでしょうか。
森本めぐみの久々の個展です。ご期待ください。

メインビジュアル「EXIST HERE2024(撮影:中村絵美)

ARTIST

  • 森本 めぐみ

    1987年北海道恵庭市出身。北海道教育大学岩見沢校卒。2006年頃から、前思春期的な自我を表現したキャラクターの絵画で活動を始めるが、2013年に福井県へ移住してしばし活動休止。2017年、子供の誕生と災害を機に北海道に再移住して土偶や、アニメーション、ドローイングなど、小さく軽いメディアで製作を再開した。様々な時間や空間の絡まり合いの中で存在している状況を日用品や既存の美術作品のイメージを引用して表現している。 主な展覧会に「とがったいわ」(個展、ギャラリー門馬、2013年)、「生息と制作:北海道に於けるアーティスト、表現・身体・生活から」(新宿眼科画廊、2013年)、「Nameless Landscape」(札幌文化芸術交流センター、2019年)、「竣工50年 北海道百年記念塔展 井口健と『塔を下から組む』」(小樽文学館、2020年)など

INFORMATION

スケジュール

2024年10月12日 - 2024年11月04日(土、日、月 開場)

時間

13:00 - 19:00

会場

空間

住所

〒060-0041
北海道札幌市中央区大通東8丁目1−62
スクランブルガレージ2階

※駐車場はございません。お手数ですが近隣の有料駐車場をご利用ください。